第508章 怖いよ!

遠くでは、三人の九級がまだ乱戦を繰り広げていた。

こちらでは、三体の骸骨は乱闘を始めていなかった。おそらく皆意識が朦朧としていて、一時的に膠着状態になっていた。

しばらくして、二体の金色の骸骨はお互いの身分を認識したようで、次の瞬間、二体の金色の骸骨は戦い始めた!

そして脇にあるもう一体は...死んでいるようで、とりあえず放っておいた。

この戦いが始まったということは、二人が同じ陣営ではないということを意味していた。

しかし、この二人が戦い始めると、骨と骨がぶつかり合い、カチカチと音を立てていた。方平は鎮星城の人間が誰なのか見分けることができなかった。

「誰が誰なんだ?」

しばらくして、方平は左側の骨格を疑わしげに見た。彼の顔が砕けていてどうやって疑わしげな表情を見せるのかと聞かないでほしい。方平は確かに疑わしげな態度を示していた。左側のこの人物は...李默に似ているようだ!

彼は李默に何度か会ったことがあり、魔武でも近距離で接触したことがある。左側のこの骨格に肉がついていたら、李默に似ているだろうか?

少しして、方平は確信した。

左側のは、李默だ。

二人が戦い始めると、いくつかの暗い不滅物質が現れ始めた。これも気配を識別するのに使えるものだった。

左側の骸骨が李默で、右側のことは方平はもう気にしなかった。

今、この二体の骸骨は、不滅物質が非常に少なく、金色ではなく暗金色で、やや希薄に見えた。

不滅物質を消費しすぎたため、二人とも肉体を回復することができず、この状態で戦い続けるしかなかった。

「骨だけになっても、まだこんなに激しく戦うなんて、はぁ!」

方平は心の中で溜息をつき、傍観し始めた。

今回は、彼は最後まで見物するつもりだった。

今、八品が死んだようで、彼が一体の黄金のスカルとして加わっても、誰も彼に注目しないだろう。むしろ堂々と人々の戦いを見ることができた。

三人の九級、二人の八級は、激しく戦っていた。

もしエネルギーと精神力があれば、これらの人々の戦いは、実際にはより多くの魔法ダメージになるだろう。

しかし今は、それは物理的なダメージになっていた。

骨と骨のぶつかり合い、肉体と肉体のぶつかり合い、皆重傷を負っていても、激しく戦っていた。

これらの人々は、この状態になっても、その力は極めて強かった。