第532章 変なことが起きた

魔武。

方平に注目する人がますます増えていた。

今の方平は、まるで神仏のようだった。

金骨が輝き、頭上には三つの古代の門が浮かび、まるで門の中から歩み出てきた、遠い古代からの神魔のようだった。

この瞬間、方平の気血は天を突き、上方には三つの門だけでなく、気血の光柱も立ち上っていた。

李じいさんは元々閉関するつもりだったが、今は自分の小さな庭から出てきていた。

しばらくして、魔武の数人の宗師が集まってきた。吳奎山がまだ閉関中である以外は、皆が驚いて集まってきていた。

空中に浮かぶ方平を見て、呂鳳柔は表情が少し変わり、眉をひそめて言った。「彼の気血の門がもうすぐ閉じるのに、なぜ動かないの!」

唐峰も困惑していたが、黃景は呆れて言った。「もう少し目立ちたいんだろう、皆に注目されたくて」

今、鎮星城の人々は彼に追い払われたが、まだ去っておらず、羅一川が皆を率いて校内を散策していた。実際、鎮星城の人々は散策する気分ではなく、皆方平を見つめていた。

しばらく誰も話さなかったが、李じいさんは考え込んで言った。「この小僧、普段なら見せびらかしてもそんなに長引かせないはずだが、今回は時間が長いな…」

そう言いかけたとき、李じいさんは目ざとく何かを見つけ、眉間を動かして言った。「この小僧、月冥草を食べている!」

「え?」

他の人もそれを聞いて注目し始め、唐峰は驚いて言った。「まさか…」

「そうだ!」

「彼の精神力は元々強く、唐峰よりも強いかもしれない!」

「……」

数人の宗師が口々に言い、すぐに何かに気づいた。

呂鳳柔は眉をひそめて言った。「彼は精神力を具現化しようとしているの?六品境で精神力を具現化するなんて、前代未聞よ。本当にできるの?」

李じいさんは確信が持てず言った。「わからない。通常、精血合一境界に達していなければ、気血で精神力を養うことができず、精血合一前に精神力を具現化した人の話は聞いたことがない。精血合一に達すれば、精神力の具現化は七品…」

通常、精神力の具現化は七品境を意味する。

武士はまず気血が極限に達し、六品極限の境界に達してから、精神力に反哺し、精神力を具現化させるからだ。

精神力を専門に修練する功法がなければ、精血合一に達していない状態で精神力を具現化した武士は見たことがない。