第130章 一触即発!

陳寶國は袁景福の態度を聞いて、とても喜んだ!

  袁景福はこの武道臺の審判だ!しかも最高位の達人だ!

  このような高手が見守っていれば、この葉辰にはもう勝ち目はない!

  袁景福は突然何かを思い出したように、陳寶國を見て好奇心を持って尋ねた。「今回の武道臺は君が提案したのか?もしかして、この葉辰とは血の海ほどの深い恨みがあるのか?」

  陳寶國はこの言葉を聞いて、体を震わせ、目に血走りを浮かべた。「あの小僧は私の息子と孫を殺した!私の陳家を断絶させたのだ!この恨みを晴らさずにいられようか!」

  袁景福は驚いて、何か言おうとしたが、蔣元禮も言った。「あの小僧は性格が乱暴で、人を殺すのに躊躇しない。私の次男の蔣文林がその日丹藥を競り落としたところ、あの小僧が欲しがり、私の息子を残酷に殺害したのだ!こんな奴は古武の世界の敗類だ!」

  「ふーっ」

  袁景福は息を飲んだ。この葉辰という小僧は狂いすぎだ。なんと江城の二人のトップクラスの達人の息子を次々と殺すとは。

  全く結果を考えていない!

  彼の心にも怒りが芽生え、二人に約束した。「安心しろ。明日のことは私に任せろ。たとえ天王老子が来ても、この小僧を救うことはできん!このような業畜は辱めて切り捨てるべきだ!」

  蔣元禮は拳を握りしめ、それから目を動かし、手を叩いて部屋の外に向かって言った。「人を連れてこい。」

  数秒後、体つきの良い三人の女性が入ってきた。

  彼は袁おじいさんの好みを知っていた。修行に興味があるだけでなく、女性にもより興味があった。

  年は取っているが、古武術家として、その方面の能力は一般人よりもちろん強かった。

  蔣元禮は恭しく言った。「袁おじいさん、この三人は江北大學の女子大生で、まだ処女です。彼女たちはずっとあなたを尊敬していて、ある技について話し合いたいと思っているのですが……」

  袁景福は三人の若い女性を見て、目に光を宿し、髭をなでながら笑った。「いいとも、いいとも。今どきの女子大生は、本当に勉強熱心だな。老いぼれの私としては、長老として教えることを惜しまないよ。」

  ……

  湯臣一品の最上階。

  葉辰は沈海華からの電話を受けた。