第263章 異常！（3/3）

この一言だけで、葉辰は全身が冷え切るのを感じた。まるで死の深みから一双の目に見つめられているかのようだった。

　　羅雲天はかつて言っていた。墓碑を動かすには二つの方法があると。一つ目は、彼の力が十分であれば、上古の大能者たちが彼に資格があると認め、自然と動かすことができる。二つ目は、彼の行動が、これらの人々に自ら認められるようなものであること。

　　そして今、明らかに修行レベルや力によるものではなく、彼の身に宿る血龍の幻影によるものだった！そして彼の殺道によるものだった！

　　ただし、今の墓碑の光は薄すぎて、動かすことなど到底できない。

　　待つしかない。

　　それでもいい、少なくとも彼の心に一つの希望が生まれた。

　　陳擎蒼の強さはすでに感じ取っていた。この殺戮に関わる墓碑の背後には、どれほど恐ろしい存在がいるのだろうか？