「ふん」と中山服の老人が冷たく鼻を鳴らした。「まさか俺を引き止めようってのか?」
葉辰の表情は冷酷だった。「勘違いするな。お前を引き止めるつもりじゃない。殺すつもりだ」
その言葉が落ちると、中山服の老人の顔色が一変した!
葉辰はすでに一撃を繰り出していた。老人は手首を素早く振り、手に短刀を出現させ、胸の前に構えた。
「バン!」
葉辰の拳が短刀に当たり、鈍い音が響いた!
強烈な勁気の波が押し寄せ、葉辰と中山服の老人はともに一歩後退した。
「俺を殺そうだと? 夢見るな!」
老人は体勢を立て直し、短刀を回転させ、猛烈な風を巻き起こしながら、葉辰の首めがけて切りつけた!
彼は一瞬たりとも躊躇わなかった!
そうでなければ隙を見せることになり、自分が危険に晒されることになるからだ。