第262章 我は殺戮の中に生まれし者!(2章目!)

「ふん」と中山服の老人が冷たく鼻を鳴らした。「まさか俺を引き止めようってのか?」

葉辰の表情は冷酷だった。「勘違いするな。お前を引き止めるつもりじゃない。殺すつもりだ」

その言葉が落ちると、中山服の老人の顔色が一変した!

葉辰はすでに一撃を繰り出していた。老人は手首を素早く振り、手に短刀を出現させ、胸の前に構えた。

「バン!」

葉辰の拳が短刀に当たり、鈍い音が響いた!

強烈な勁気の波が押し寄せ、葉辰と中山服の老人はともに一歩後退した。

「俺を殺そうだと? 夢見るな!」

老人は体勢を立て直し、短刀を回転させ、猛烈な風を巻き起こしながら、葉辰の首めがけて切りつけた!

彼は一瞬たりとも躊躇わなかった!

そうでなければ隙を見せることになり、自分が危険に晒されることになるからだ。