第381章 私の法器を壊したのはお前か？（7/10）

趙雲生は葉辰の実力がこれほど恐ろしいとは全く想像できなかった！

この小僧はいったいどこでこんな術を学んだのか！

彼は口から大量の血を吐き出し、これほど惨めな姿になったことは今までなかった。

立ち上がろうとしたが、それは不可能だった！

骨の大半が折れていた！

彼はただ目を見開いて、遠くにいるその青年を凝視することしかできなかった！

この青年は、まさに突如として現れた存在だった！

今日まで、彼はこの男についての情報を一切聞いたことがなかった。

中華武道界にもこの小僧の伝説はなかった！

少なくとも京城の武道界では、この小僧は存在していなかった！

しかし今、彼は強大な力を持って現れ、幽霊刑務所にとって、まさに悪夢のような存在となった！

このような者を止められるのは、あの方しかいない！

しかしあの方は今でも現れていない！

まさか自分もこの小僧の手にかかって死ぬのか？

葉辰は体を動かしながら、趙雲生を殺すことを急がなかった。

今の趙雲生は、彼にとってはただの命に過ぎなかった。

殺そうと思えば、あまりにも簡単だった。

葉辰は振り返り、体を震わせながら、自分から数メートルしか離れていない両親を見つめた！

五年だ！

丸五年！

彼はこの日を待ち望んでいた！

「辰兒……」

葉天正と江姵蓉は感動して言った。

彼らは、自分の息子がこのように目の前に立つとは想像もしていなかった。確かに目の前に立っているのだ！

彼らは、家族が再会できる可能性があるとは思っていなかった！

彼らは、あの華奢な体がこれほどの重圧に耐え、涅槃のように帰ってくるとは思っていなかった。

突然、「ドスン！」という音とともに、葉辰は跪いた！

両膝をついて！

男児膝下に黃金あり！

彼葉辰は天にも地にも跪かず、ただ両親にのみ跪く！

「バン！」

葉辰は頭を地面に打ちつけた！

「不孝の子は遅くなり、父上母上を幽霊刑務所で苦しませてしまいました！」

彼の声は非常に力強かった！

江姵蓉と葉天正は急いで一歩前に出て、葉辰を起こした。

「馬鹿な子よ、何を跪いているの！どんなに苦しい思いをしても、あなたに会えさえすれば、何も重要ではないわ。」

三人は抱き合った。

それぞれの目には涙が光っていた。