第391章 もがいても無駄、破れ！（1更！）

葉辰は龍脈が輪廻墓地の大能者たちをこれほど驚かせるとは思わなかった。

彼が一瞥すると、墓碑までもが狂ったように震動しているのを発見した。

輪廻墓地の中からは極めて強い吸引力が生じ、まるでこの龍脈を吸収しようとしているかのようだった。

「先輩、この龍脈を輪廻墓地に移せということですか？」

葉辰は驚いて尋ねた。

目の前の龍脈は地面と一体化しているようで、龍脈を移動させるには、今の彼の実力では全く足りないのだ。

しかも龍脈は極めて熱く、まるでマグマのようで、もし自分がもう少し近づけば、体が溶けてしまうだろう。どうやって移動させればいいのか？

「そうだ。これは小型の龍脈だが、我々百人の神魂に極めて大きな利益がある。龍脈の気は、魂を鎮めることができる」

輪廻墓地からの声が静かに響き、まるで古い鐘の音のようだった。

この龍脈が輪廻墓地に大きな利益をもたらすのなら、もちろん彼らのために手に入れようと思った。

結局のところ、墓地が強くなれば自分も強くなるのだから！

「先輩、どのように移動させればよいのでしょうか？」

葉辰は尋ねた。

「お前が手を出す必要はない。傍で見ているだけでいい！」

言葉が落ちると、その黒い石が突然まばゆい光を放ち、無限の光が龍脈を包み込んだ！

地下室全体に暴風が吹き荒れ、葉辰は急いで真気を運転して体勢を保った！

徐々に、龍脈はある力によって無理やり引き抜かれていった！

すごい！

葉辰は呆然と見つめていた。

ただし龍脈はある種の意識を持っているようで、頑強に抵抗していた。

「小さな龍脈ごときが抵抗するとは！破！」

一つの叱責の声が響き、次の瞬間、黒い石から百尺の巨大な手が凝集され、その巨手は五本の指を広げ、極めて強い気勢を帯びてその長い龍脈を掴んだ！

その龍脈は熱気を爆発させようとしたが、極めて強い力が解き放たれ、龍脈は直接氷封されてしまった！

地下の温度は極限まで下がった！

葉辰はこの光景を見て、完全に震撼した！龍脈を氷封するとは、これはどんな手段なのか！

これが輪廻墓地の大能者の真の手段なのか？

これはあまりにも恐ろしすぎる。

龍脈の熱さは、神遊境の修行者でさえ耐えられないはずなのに！

葉辰はこうして目の当たりにして、龍脈が巨手によって輪廻墓地の中に引き込まれていくのを見た！