第392章 お前の身分など、何なのだ?(2更!)

林絕龍の所在、これは葉辰にとって現在最大の障害だった。

林家さえ見つけられないのに、どうやって殺せというのか?

その老人は首を振って言った。「京城には五大トップクラスの武道家族がある。この五つの一族は華夏最高の権勢と実力を代表している。林家はその一つだ。各一族には陣法による遮蔽があり、発見は極めて困難だ。だが、林家は京城二環の西側にあると聞いている。そして林絕龍は京城ハイドパーク付近によく現れるらしい。」

これは葉辰にとって間違いなく最高の情報だった。彼はもはや躊躇わず、こう命じた。「葉凌天、この件はお前に任せる。暗殿の強者を派遣してハイドパーク付近を24時間監視させろ。林絕龍の情報を掴んだら、すぐに私に報告しろ。」

「はい、殿様!」

葉辰は拳を握りしめ、両目に冷たい殺意を宿した。