林絕龍の心が震え、この時の彼はただ生きることだけを考えていた。葉辰のあの一撃の剣の下で恐怖を感じたのだ!
無限の恐怖!
「ゴロゴロ!」
地面に突然、古い血門の虛影が現れ、紅門が林絕龍の前に立ちはだかった!
古い梵文が爆発した!
葉辰を阻止しようとした!
「バン!」
隕落星辰の剣意が全て血門に轟いた!
血門も阻止できず、その場で粉々に砕けた!
林絕龍は顔色を失い、絶え間なく血を吐き出し、その体は武道臺の下へと叩きつけられた!
「バン!」
林絕龍は、敗れた!
答えは明白だった!
静寂!
世界全体が静寂に包まれた!
武道臺の下の全ての人々が石化したかのようだった!
林絕龍と葉辰の一戦、誰が予想した結末とは正反対になるとは思っただろうか!
葉辰が負けるどころか、林絕龍が!
彼が敗れたのだ!