任啓雲の命令を聞いて、傍らの朱長老は数秒躊躇したが、やはり断固として手を出した!
強大な威圧が覆いかぶさってきた!
江問天と江劍鋒は揃って長劍を抜き、互いに目を見交わした!
「劍鋒、お前と俺は一度も肩を並べて戦ったことがない。今回は、死ぬなら名誉ある死を遂げよう、江家のために戦うのだ!」
「少なくとも江家から臆病者は出さない!」
言い終わると、二人は剣を携えて飛び出した!
剣峰が上に跳ね上がり、空気を切り裂き、まるで空気を二つに分けるかのようだった。
強大な気配の下、二人のこの一撃には全く手加減がなく、猛獣が襲いかかるように朱長老に向かって突進した。
彼らに選択肢はなく、全力を尽くすしかなかった!
どうせ既に敵を作ったのだから、思い切って行動するしかない!
朱長老も手に長刀を取り出し、強大な気の波を巻き起こしながら、瞬く間に二人の剣と衝突した。