第517章 こんなに役立たず?(8更!)

斬龍剣が直接繰り出された!

破天剣意第一の劍!潛龍斬蒼穹!

この一撃は、ますます自在に扱えるようになった!重要なのは葉辰がすべてを制御できることだ!

蒼龍幻身の秘伝を踏み、葉辰は先制攻撃に出た!

夕焼けの下、剣光が天を突き、すべてを引き裂いた。

一筋の鋭い剣気が実体化し、前方へと射出された!

世界が凍りついたかのようだった!

丹田の中で、真気が湧き上がり、無尽の力が奔流する!

その一筋の剣気は、天地を引き裂くかのようだった。世界はこの瞬間、死のような静寂に包まれた!

数メートル離れていても、落劍宗の任啓雲とその他の長老たちは、葉辰の今の気勢を感じ取り、思わず表情を変えた。

真元境?

違う!この一撃と気配は真元境をはるかに超えている!

葉辰のこの一撃に込められた気勢は……恐ろしいほどだ!

これはおそらく真元境四層の強者の一撃にも劣らないだろう?

葉辰はどうやってそれを成し遂げたのか?

どれだけの人の心に、疑念が生じたことか。

「消えろ!」

葉辰の襲いかかる圧倒的な剣気に直面し、朱長老の表情は思わず厳しくなった。

葉辰の実力は、彼の想像を超えているようだった。

彼は剣で防ぐしかなかった!

チン……

瞬時に、軽やかな衝突音が響いた。

葉辰の狂暴な剣気がすべてを引き裂き、朱長老の剣は真っ二つに折れた!

それだけでなく、彼の体は停止したかのように見えた!

動かない!

数秒後、「ドサッ!」という音とともに、頭が落ちた!

鮮血が広がり、目を覆うほど衝撃的だった!

この瞬間、全員が呆然とした。二十歳の青年がこれほどまでに局面を打開するとは誰が想像できただろうか!

しかも落劍宗の長老が敵わないとは?

一撃で首を斬る?

これはあまりにも誇張しすぎだろう。

突然の衝撃は、まるで重いハンマーのように、彼らの心臓をバラバラに打ち砕くようだった。

江劍鋒と江問天は呆然としていた!

江姵蓉は動揺した、これが自分の息子なのか?

任啓雲はその場に立ち尽くし、死のような沈黙の中、葉辰をじっと見つめていた。

彼は信じたくなかったが、それは確かに起こったことだった。

朱長老を斬殺した葉辰は、目を凝らして任啓雲に向け、冷たい声が響き渡った!