第491章 語落ち、剣意起つ!(四更!)

残りの華夏の守護者たちは呆然としていた。方振業が包培民に殺意を抱くとは思いもよらなかった!

包培民も躊躇わなかった。彼は目の端で背後の葉辰を一瞥し、相手がまだ動いていないのを見て怒鳴った。「なぜまだ行かない!私はそう長くは持たない!」

葉辰は心の中で包培民が自分のために立ち上がってくれたことに感謝していたが、彼は去るつもりはなかった。

彼がここに来た目的は方振業だった。もう選択肢はなかった。

「包先輩、この件は私が始めたことだから、私が終わらせます。私のためにそこまでする必要はありません」

包培民はもう構っていられなかった。方振業の大刀がすでに振り下ろされていたからだ。彼は長劍を握り、応戦した!

「千雷劍意!」

これは包培民の名を馳せた剣意だった。トップクラスの劍技とは言えないが、彼の実力を強化するには十分だった!

方振業の攻撃に対して、彼は少しも油断できなかった!

長劍が触れ合い、二人はそれぞれ数歩後退した。

明らかに、二人の実力差はそれほど大きくなかった!

「包培民、どうやら私はお前を過小評価していたようだ!残念だが、お前が知らないことがある。お前だけが突破したわけではない!」

方振業の声が突然響き渡った!次の瞬間、全身から気勢が放たれた!一刀が直接振り下ろされた!

狂風が巻き起こり、風雲が色を変えた!

この光景を見て、華夏の守護者たちの顔色が変わった!

方振業もまた突破していたとは誰が想像できただろうか!これまでずっと実力を隠していたのだ!

もしそうなら、包培民には一対一で戦う実力などないではないか!

それだけでなく、他の二人の華夏の守護者も反応し、包培民に向かって行った!

強大な気の波が渦巻いた!

恐ろしい殺意の下、包培民の全身の服が寸寸と裂けていった。

巨大な危機がついに押し寄せてきた。死の気配が漂ってきた。

「ドン!」

包培民は三人に対応するが、勝ち目はまったくなかった!

直接吹き飛ばされ、十メートル先の場所に激しく叩きつけられた!

口からは鮮やかな赤い血を吐き出した!

目を覆うばかりの惨状だった!

「米粒ほどの光が、日月と輝きを競うとは?身の程知らずめ!」

方振業は完全に殺意を抱いた。彼は葉辰を殺すのを急がなかった。この包培民はずっと気に入らなかったのだ。殺してしまえばそれでいい!