「てめえは一体何なんだ、誰がお前に霊気を与え、誰がお前に資源を与えた!俺を受け入れないだけならまだしも、てめえは俺に手を出して傷つけるとは!」
方振業は本当に怒り狂った!
葉辰を殺せなかっただけでなく、自分の剣に裏切られるとは!これは一体どういうことだ!
突然、宙に浮かぶ魂を鎮める剣の周りから赤い光が放たれ、次の瞬間、殺気が爆発した!
劍鋒が回転し、方振業を直接指した!
方振業は驚愕した。
その実質的な殺気は、広大な海のように、方振業をその中に沈め、全身が硬直したかのようだった!
この魂を鎮める剣が...彼を殺そうとしている?
そんなはずがない!
死?
この瞬間、死の気配が彼を包み込み、方振業は氷の穴に落ちたような感覚に陥り、全身が冷え切って、耐え難い苦痛を感じた!
もし彼の体が普通の人より強くなければ、もし最も重要な瞬間に全身からエネルギーを放出して自分を守らなかったら、今の彼は死なないまでも、昏睡状態に陥っていただろう。
「シュッ!」という音とともに、魂を鎮める剣は直接飛び出し、方振業の急所を狙った!
くそっ!
霊剣が主を殺す!
これは武道界でも崑崙虛でも極めて稀な出来事だ!
それが実際に起こったのだ!
方振業は魂を鎮める剣の恐ろしさを知っていた。もはや躊躇わず、指で印を結び、一枚の玉札が彼の前に浮かび上がった!
玉札は瞬く間に大きくなり、まるで巨大な壁のように変化し、彼の前に立ちはだかった!
「カチッ!」
巨壁が砕け散った!
魂を鎮める剣はそれを直接貫通した!
次の瞬間、鮮血が広がった!
方振業は全力で回避しようとしたが、それでも腕を一本切断されてしまった!
「あぁっ!」
悲鳴が響き渡った!
誰もこんな展開を予想していなかった!
傲慢無比だった方振業が自分の剣に傷つけられるとは?
皆が反応する間もなく、魂を鎮める剣は向きを変え、葉辰に向かった!
しかし今回は、葉辰を斬るのではなく、静かに葉辰の前で横向きに浮かんでいた!
剣の柄がわずかに震えていた!
まるで何かの感情を表現しているかのようだった。
魂を鎮める剣は主を認めたのか!
この瞬間、残りの華夏の守護者たち、さらには孫淼や包培民の表情も変わった!
魂を鎮める剣は何年もの間、方振業と共にあり、方振業は自らの精血と無限の霊気を与えてきた!