轟音と共に、葉辰の体内から極めて強い真気が爆発した!
この瞬間、彼の剣はまるで目覚めた巨竜のように、エネルギーが周囲を席巻し、空気を引き裂いた!
ゴォン……
光が眩しく、まるで太陽が大地を照らすかのようだ。
剣気が実体となって凝集する。
「どうして可能なんだ……」
葉辰がこれほど驚異的な気勢を爆発させるのを目の当たりにし、今の葉辰から放たれる恐ろしい殺気を感じ取り、傍らで観戦していた陳天黎は目を見開いた!
彼はただこの畜生を利用して葉辰の剣術を試そうとしただけだった。
しかし葉辰が本当に破天剣意第三剣を繰り出すとは思わなかった!
今回葉辰が迸らせた気勢と力は、天地を揺るがすほどだった。
「切り裂け!」
怒号と共に、突進していく。
鮮血が迸る!
湖全体が瞬く間に血の色に染まった!
「うわっ!」
葉辰は目の前の光景に完全に驚愕した!
これはあまりにも恐ろしすぎる!
これが剣斬八荒の力か?
陳天黎の体が降下し、水面に浮かんでいた。
彼は満足げに頷いた:「さすが輪廻墓地に選ばれし者だ、確かに素晴らしい。」
「あの黒爆の狂蟒の肉は修行者にとって、宝の中の宝だ。一度食べれば、お前の肉体も同様に、普通の刀劍や力では破ることが難しくなる。」
「今の蛇肉の状態はまだ良い。食べられるだけ食べろ、食べきれなければ輪廻墓地に投げ込め。」
「それに蛇の胆、蛇の筋、そして表面の蛇鱗の鎧も、すべて貴重なものだ。」
葉辰は少し気が進まなかったが、それでも言われた通りにした。
「ある意味では、この蛇の胆こそが真の宝だが、今すぐ食べない方がいい。お前が突破する時まで待て、すべて私の指示に従え!」
「さて、我々もそろそろあの場所に行くべきだな。」
陳天黎は葉辰をつかみ、二人は飛剣に乗って湖を横切り、広々とした古廣場に到着した!
葉辰が地面に降り立った瞬間、体内から何かが飛び出そうな感覚を覚えた!
「ここはお前が以前来たことがある場所だ。」陳天黎は淡々と言った。
葉辰は目を凝らし、無意識のうちに足を踏み出して中央にある祭壇へと向かった!
祭壇の上には古い文字があった!
さらに巨大な黒い石碑もあった!
葉辰はかすかにここに来たことがあるような気がした!
これは最も深い記憶だった!