第509章 彼は私の誇り!

江おじいさんはそれを聞くと、江問天を一目見て、その後任啓雲に言った。「はい、はい、任長老、すぐに人を連れてきます。」

間もなく、任啓雲の前には十数人が現れた!

これらの人々はみな江家の天賦の才ある若い世代だった!

機械で検査したところ、天賦の才はまあまあ良かった!

その中の何人かは靈根さえ持っていた!かつての江姵蓉の靈根には及ばないが、それでも稀有なものだった。

任啓雲と他の数人の長老はその十数人を一瞥し、元は緩んでいた眉をしかめ、冷たい声で言った。「これが江家の天才か?ふん!出来損ないの集まりが、よくも我々の宗門に入ろうなどと思ったな?」

「一人も資格がない!」

彼らの態度は非常に強硬だった!

弟子を選ぶ上で、少しの油断もあってはならない!

重要なのは目の前のこの集団が、彼らをとても失望させたことだ!

江おじいさんはこの言葉を聞いて、表情が凍りつき、顔色が悪くなった!

これほど多くの人の中から一人も、この偉い方々の目に適う者がいないとは誰が想像できただろうか!

江家からは江問天一人しか出せないのだろうか?

そのとき、江おじいさんは突然一人の冷たく傲慢な青年、葉辰を思い出した!

葉辰は彼が生涯で見た中で最も妖物的な存在だった。この男はこの偉い方々の目に適うのだろうか?

残念ながら葉辰は江家の人ではない。

任啓雲はさらに江問天に言った。「問天、私はお前の顔を立てて来たのだが、これらの者たちの天賦の才と靈根はあまりにも粗末で、宗門に入ることはできない。」

「さあ、行こう。江南省に行こう。江南省で最近異象が発生したと聞いた。天才が現れたはずだ。」

任啓雲と他の数人の長老が去ろうとしたとき、江問天は急いで手を合わせて言った。「長老の皆様、実は、江家にはもう一人、天賦の才が逆天的な者がいます!私も及ばないほどで、彼女も崑崙虛に入りたいと思っています!どうか少々お待ちください!」

「ほう?」任啓雲は興味深そうに江問天を見て、淡々と言った。「それならば、その者を連れてきなさい。」

「はい。」

江問天は外に向かい、間もなく一人の女性を連れて江家の大広間に入ってきた!

この女性が現れると、江家の全員が驚いた!

誰も江姵蓉だとは思わなかった!

かつて華夏を震撼させた靈根の天才!