崔銘の方は元々001を少し疑っていたが、こんなに大きな助けをしてくれたのを見て、すぐに疑いを払拭した。
しかもタイミングよくお金を送ってきた。
崔銘は彼女に100万元も余分に渡し、合計1100万元になった!
【001、機会があればまた協力しましょう。いつでも歓迎します。】崔銘は積極的にオリーブの枝を差し伸べた。
これほど優秀な人材なら、当然取り込もうと考えるはずだ。
【私は個人の仕事しか好みません。】夏星河は返事をするとすぐにログアウトした。
同時に、彼女の携帯に銀行からのメッセージが届いた。1100万元が入金された!
夏星河は珍しく口角を上げて言った。「智ちゃん、明日車を買いに行きましょう。500万元以下の車なら好きなものを選んでいいわよ。」
夏智は瞬時に驚きと喜びで目を見開いた。
どうしよう、幸せが突然訪れすぎて、まるで竜巻のように止められない感じがする。
いや、彼は止めたくない。竜巻がもっと激しく来ればいいのに!
その日の夜、夏智はすぐに友達圏の署名状態を変更した。そしてこの状態は何年も何年も続いた。
彼が書いたのは——姉が手元にいれば、天下は我がものだ!
……
興奮して眠れなくなった夏智が出て行き、部屋には夏星河一人だけが残った。
彼女は自分の両手を見つめ、ゆっくりと握りしめた。まるで自分の運命を握りしめるかのように。
そう、彼女の運命は、もう彼女の手の中にあるのだ!
神様にもう彼女の人生を左右させるつもりはない。
そして彼女の輝かしい人生も、正式に幕を開けた……
彼女を虐げ、侮辱し、借りがあり、彼女のものであるすべてを、一つ一つ取り戻すのだ。
明後日の霖ちゃんの誕生日パーティーには、最高の状態で参加するつもりだ。
霖ちゃんに、彼のママがとても優秀だということを知らせるつもりだ。そして全ての人に、夏星河が逆転したことを知らせるつもりだ!
************
席氏ぼっちゃまの誕生日パーティーは、まだ開催されていないのに、すでに注目の的となっていた。
招待状を受け取った人は皆、それを誇りに思っていた。
楚天心はこの誕生日パーティーのために、長い間準備をしていた。