第88章 姉について行けば、うまい汁が吸える

夏星河は少し意外に思った。彼がこんなに早く承諾するとは予想していなかった。

  どうやら崔銘を本当に憎んでいるようだ……

  「よく考えたの?一度承諾したら、後悔する余地はないわよ」

  蕭墨はまた不気味に大笑いした。「俺が崔銘を殺したいと思っているのがどれほどかわかるか?安心しろ、あいつを殺すことに後悔なんてしない!」

  「いいわ、勇気がある」夏星河は満足げに頷いた。彼女が求めていたのは、まさにこの崔銘を殺す決意だった。

  合意が成立したので、蕭墨は冷淡に尋ねた。「いつ動けばいい?ただし、先に言っておくが、お前も何か行動を起こして、約束を破らないと信じさせてくれ」

  「明日から動いて」夏星河は情報を書いたメモを彼に渡し、淡々と言った。「そこに書いてある住所に明日来て。姉さんも一緒に連れてきて」