第452章 チャールズはバロンの手中に

夏星河は冷笑した。「話さなければ生き残れると思っているのか?」

「どうせ死ぬなら、お前たちの思い通りにはさせない!」部下が全員彼らに殺されたことを思い出し、クインは怒りに震えた。

どうせ死ぬのなら、彼らの思い通りにはならないだろう。

「そうか、そんなに死に急いでいるなら、願いを叶えてやろう」山禾は即座に彼に向かって銃を構えた。

しかし夏星河は突然手を上げて制止した。「金塊を全部彼に渡せ」

「何だって?」山禾は驚いた。

夏星河は淡々と言った。「金塊を全部彼に渡すんだ」

山禾はすぐに夏星河の意図を理解した。不本意ながらも、箱を持ち上げてクインの前に投げ出した。

クインは箱を見て、困惑した様子で「何のつもりだ?」

「チャールズの居場所を話せば、これは全部お前のものだ。命も含めてな」夏星河は冷たく答え、クインは驚いて目を見開いた。