第484章 同じベッドで眠る

夜が深まっていく。

皆が眠りについた中、夏星河と席牧白はまだ仕事を続けていた。

二人とも精力的で、少しの疲れも見せなかった。

テーブルの上の食事はとっくに冷めており、二人は一口も口にしていなかった。

席牧白は夏星河の頑張りを心配に思い、休むよう勧めたい気持ちはあったが、そうしなかった。

彼は分かっていた。今の彼女に必要なのは休息ではなく、邪魔されたくないということを。

彼にできることは、ただ彼女を助け、共に戦うことだけだった。

ついに、二人の努力の末、夏星河はIV組織の本拠地を突き止めた!

彼女は喜びのあまり声を上げた。「ここよ!」

席牧白は身を乗り出し、同じように笑みを浮かべた。「やっと見つけたね」

「そう、やっと見つけたわ」夏星河は微笑んで言った。「今すぐにシステムに侵入するわ」