二人のこの様子を見て、席おじいさんは嬉しそうに笑った。
彼は本当に嬉しかった。席家の大きな仇がまだ討たれていないとしても、とても喜ばしく感じていた。
なぜなら、席家の者たちは誰一人として引けを取らないからだ。
さらに重要なのは、夏星河がとても賢いということだ。人を陥れるどころか、むしろ福と幸運をもたらす人物だった。
彼女と席牧白が一緒になれば、彼らの運命は悪くなるどころか、むしろ良くなっていくだろう。
なぜなら、彼らは互いに対等で、お互いを高め合うことができるからだ。
席おじいさんは突然とても得意げになり、沈おじいさまに自慢したくなった。
私の孫は非凡な人物だけでなく、孫嫁もそうなのだ!
沈おじいさまがこの比較を知ったら、きっと怒りで血を吐くだろう……
……
林家は誠意を示すため、すぐに童嫣と林軒の婚約パーティーを開いた。