第74章 S級聖堂カード（追加更新）

PS：舵取り多維奇への加筆です。支援ありがとうございます。熱意を受け取りました。まずは加筆させていただきます。

韓森は少し驚いて秦萱を見つめていた。秦萱は微笑んで言った。「私の言う通りにして、黒鷹軍事学校を受験してください。あなたが合格さえすれば、神の天子があなたの家族に手を出せないことを保証します」

「どうやって保証するんだ？」韓森は鋭い目つきで秦萱を見つめた。

「これまでの戦いの中で、私はあなたの身体情報を全て記録し観察してきました。はっきり言えることは、あなたには狙撃手、あるいは弓兵としての素質があります。特にタイミングと心理の予測能力は、並外れた鋭さを持っています」と秦萱は韓森に向かって言った。

韓森は黙ったままだった。そんな褒め言葉は彼の聞きたいものではなかった。

「軍人として、私は転送所の所長の他に、特殊小隊の編成も任されています。あなたは私が必要としている人材です。小隊に加入すれば、家族は軍の保護を受けられます。責任を持って言えますが、小隊のメンバーになれば、神の天子は法の外であなたの家族に手を出すことはできなくなります」秦萱は韓森を見つめながら言った。「ただし、これには前提条件があります。少なくとも黒鷹軍事学校に合格しなければ、小隊への推薦はできません」

韓森はすぐには答えず、しばらく考えてから秦萱に尋ねた。「この小隊がどんな性質のものか、知ることはできますか？」

「できません」秦萱は躊躇なく即答した。

「少し時間をください。考えさせてもらいます」韓森は深く考え込んで言った。

「いいでしょう。私にはまだ時間があります。ゆっくり考えてください」秦萱は自信に満ちた様子で微笑んだ。

韓森は転送所を出て、家に帰って一日休んだ後、翌日の午後になってようやく神の避難所世界に再び入った。

わざと鋼甲避難所の外を一周してから、神血の鎧甲を着て鋼甲避難所に戻ると、たちまち多くの人々の注目を集めた。

「わあ、Bの神様...本物だ...」

「ははは、Bの神様が来た...」

「Bの神様の小天使が来たよ...」

「第一避難所にはこんなに人がいるけど、私はBの神様だけを信じます」

鋼甲避難所は一気に盛り上がった。みんなBの神様が鋼甲避難所にいることは知っていたが、実際に姿を現すと、多くの人が喜びを感じずにはいられなかった。