「大将、今日は暇なんだけど、神の手を何局かやらない?」呂蒙と石志康が出て行った後、韓森は張揚に自ら声をかけた。
「いいね。」張揚は二つ返事で、すぐに神の手にログインし、韓森に招待を送った。
韓森は同意をクリックし、張揚の部屋に入った。目に奇妙な光が宿り、口元に笑みがこぼれた。
彼が寮の三人と遊ぶときは、自分側の光點だけを押して、張揚たちの側には侵入しなかった。
張揚に他人と楽しく戦わせるために、韓森は今回、張揚に戦うことすらさせないつもりだった。彼がまだ楽しめるかどうか見てやろうと。
昼食を済ませてから夕食前まで、丸々午後4、5時間の間、韓森と張揚は数え切れないほどの局を重ねた。
準備時間を含めて1局1分ちょっとで、丸々午後中、二人はずっと遊び続けた。
そして張揚は最初から最後まで、一つの光點も押すことができなかった。本当に一つも押せなかったのだ。それでも張揚は韓森と午後中遊び続けた。
韓森はもう張揚に崩壊寸前だったが、結局先に崩壊したのは張揚だった。燃え盛る熱血も少し冷めたようだった。
「ごほん、三さん、飯の時間だ。先に食べに行こう。」張揚がこの言葉を口にしたとき、韓森は涙を流し、感動で泣きそうだった。
「はい、大将、食べに行きましょう。」韓森は急いで通信機を切った。これ以上続けたら本当に吐きそうだった。
彼は本当に張揚を尊敬した。こんな状況でも遊び続けられるなんて、しかもずっと真剣に。韓森は自分が張揚の立場だったら、1時間もすれば完全に興味を失っていただろうと思った。それなのに張揚は興奮して叫びながら彼と午後中遊び続けたのだ。
しかし、この午後以来、この変態的な被虐的熱血青年の張揚は、彼に神の手で遊ぼうと言わなくなった。これで韓森はようやく安堵のため息をついた。
このことは呂蒙と石志康の好奇心を大いにそそった。あの午後一体何があったのか、変態の張揚までもが韓森と神の手で遊ぼうと叫ばなくなるなんて。
ただ、韓森と張揚はあの午後のことについて一切口を閉ざした。あの午後は呂蒙と石志康によって「304寮の最も神秘的な午後」と呼ばれるようになった。
そして、変態の張揚さえも降参させた韓森という男は、呂蒙と石志康に神の手で遊ぶ気を完全に失わせた。