第83章 1分で必ず勝たなければならない戦い

「もちろんBゴッドよ。そんなこと聞くまでもないでしょう?組長、そうですよね?」蘇小橋が先に答えた。

「うん」楊曼麗が頷いた。明らかに蘇小橋の意見に同意していた。

傍らの劉宏濤は非常に不調和な発言をした。「金貨がどれだけ強くても、所詮一人だ。背後に組織の支援がない。羅天揚には神の天子の支援がある。誰が勝つか負けるか、わからないんじゃないか?」

「一人だからどうだっていうの?Bゴッドは一人で金角修羅を倒したじゃない。羅天揚なんて大したことないわ。支援があったとしても、金角修羅に匹敵するの?」蘇小橋は軽蔑して言った。

「若い者よ、物事を単純に考えすぎるな。お前はまだ青いんだ。この中身を理解できるはずがない」劉宏濤は「お前は若すぎて分からない」という表情で言った。

「どんな中身なのか言ってみてよ」蘇小橋はもちろん我慢できなかった。

「考えてみろ。もし神の天子の連中が彼らの獣魂を全て羅天揚に貸したら、勝負はどうなると思う?忘れるな、神の天子の手には神血級の金剛大力猿の獣魂がある。それはフュージョン變身獣魂だ。変異獣魂も数知れずにある。これらを羅天揚が全て使ったら、まだ金貨が勝てると思うか?」劉宏濤は全てを把握しているかのような様子で言った。

「ちっ、ただの金剛大力猿じゃない。Bゴッドには血まみれの屠殺者があるんだよ。それに飛べる翼と神の血の鎧もある。羅天揚に勝つのは簡単だよ。あの羅天揚はBゴッドの前で1分も持たないと思う」蘇小橋は口を尖らせて言った。

「このガキ、たまには人間らしいことも言うな」韓森は蘇小橋のこの時の発言に満足していた。

「いいだろう。お前が羅天揚は1分も持たないと言うなら、賭けをしよう。羅天揚が1分持たなければ、俺の変異血蹄獣をお前にやる。羅天揚が1分以上持ったら、お前の変異夜狼を俺にくれ。賭ける勇気はあるか?」劉宏濤は蘇小橋を見つめて言った。

蘇小橋はすぐに心の中で不安になった。1分というのは大げさな言い方で、本当に1分で羅天揚に勝てるはずがない。

劉宏濤が言ったように、羅天揚の背後には神の天子がいる。適当に何個か獣魂を羅天揚に与えても、1分では片付かないだろう。