第124章 連勝(12回更新、購読お願いします)

王龍は今回、自分がいつもより一段階上のパフォーマンスを発揮したと感じていた。普段より速くなっていると自負し、勝利を確信していたその時、ゲームが突然終了し、王龍はその場に呆然と立ち尽くした。

100対80、きれいな数字だった。80は当然王龍のスコアで、相手が100個の光點を完了させた時、彼はまだ80個しか点けていなかったことになる。圧倒的な実力差だった。

「君は誰だ?」王龍はしばらく呆然とした後、急にメッセージを送って尋ねた。相手が無名の新人であるはずがない、きっと学校のある大神のサブアカウントに違いないと思った。学校全体で彼に20点差をつけられる人は、ほんの数人しかいなかったのだから。

返事はなく、代わりに対戦招待が来た。相手が再戦を求めていたのだ。

王龍は顔を真っ赤にしたが、負けを認めるわけにはいかない。王龍は渋々同意をクリックした。

再び対戦に入ると、またしても圧倒的な実力差があった。韓森も彼の光點を奪うことはせず、ただ自分の側の光點だけを点けていった。結果はまたしてもきれいな数字で、100対80だった。

王龍は完全に呆然としていた。また100対80だった。これが偶然なのか、相手の意図的なものなのか分からなかった。もし意図的だとしたら、相手の実力がどれほどのレベルに達しているのか、想像もできなかった。

また対戦招待が来た。王龍は歯を食いしばってまた同意をクリックした。

結果は変わらず、王龍は再び完敗した。100対80、またしても100対80だった。王龍は冷や汗を流し、心の中は驚きでいっぱいだった。

「小僧、どうした?もう威張らないのか?学校のトップ20?この程度の実力か?」石さんがニヤニヤしながら嘲笑した。一方、向かい側の小鳥依人は、3戦目の途中で既に静かに部屋を退出していた。

「10分待ってくれないか?お前を叩きのめす奴を連れてくる」王龍は激しく言い返した。

「いいぞ、誰を連れてこようと構わない。兄貴がみんな相手してやる。一人来ようが、二人来ようが、みんなボコボコにしてやる」石さんは非常に威勢よく答え、心の中は満足感でいっぱいだった。先ほどの不快感は既に雲散霧消していた。

王龍の方は黙ってしまった。おそらく人を呼びに行ったのだろう。