第178章 衝撃

一部の記者はこの男子学生がどこかで見たことがあるように感じたが、誰なのか思い出せなかった。一方で、まったく印象に残っていない記者もいたが、彼らの注目は銀色の箱に引き付けられていた。

ザッ!

空中の銀色の箱が突然、銀色の水流に変化し、その男子学生の体に絡みついていった。

人々の信じられない眼差しの中、銀色の水流は一つ一つの戦甲の部位に変化し、男子学生の体に装着されていった。すぐに銀色の人型戦甲へと変化した。

「シルバーキラー...あれはシルバーキラーだ...」ついに誰かが認識した。

そしてまさにその瞬間、シルバーキラーはすでにパーティクルパルスソードとパーティクルブラスターを抜き出し、銀色の幽霊のように潮のように押し寄せるシュラの戦甲に向かって突進していった。

戦甲の引き裂かれる音、パルスソードが擦れ合う火花、パーティクルブラスターの轟音が、本を抱えた女子学生を背景にした撮影アングルの中で、シルバーキラーは狂ったように殺戮を繰り広げていた。

潮のように押し寄せるシュラの戦甲に対して、その銀色の戦甲は孤高の戦士のように頑なに立ち向かい、この領域の真の主が誰であるかをシュラ人たちに宣言し、最後の一滴の血を流し尽くしても、誓って故郷を守り抜く決意を示していた。

バン!

パルスソードが強引に折られた。その銀色の戦甲はあまりにも多くのシュラ人の戦甲を斬り殺し、傷だらけのパルスソードはもはや重荷に耐えられなくなっていた。

パーティクルブラスターもすべてのエネルギーを使い果たし、銀色の戦甲によってシュラの戦台に投げつけられた。最後に銀色の戦甲は地面に叩きつけられたシュラの戦甲の上に足を乗せたが、この弾切れ食糧尽きの状況下でも、シュラ人の戦甲は依然として潮のように押し寄せてきた。

震撼、言葉にできないほどの衝撃、このプロモーション映像は宇宙大作を見るよりもはるかに興奮させるものだった。

しかし、次の場面はさらに人々の血を沸騰させるものだった。

カメラが切り替わると、崩れかけた学校の中から、一人また一人と学生たちが命がけで飛び出してきた。彼らの手にはそれぞれTSの文字が刻まれた銀色の箱が握られていた。