第304章 悪魔の剣

周青雨と鄭池は目を丸くして驚いた。彼らは今まで、神血生物を鶏や犬を殺すかのように容易く殺せる人を見たことがなかった。これほど恐ろしく強大な存在とは想像もできなかった。

「これは本当に恐ろしい」周青雨は韓森が烏霊獸を斬り殺すのを目の当たりにして、目が釘付けになった。

しかし殺戮はまだ続いていた。多くの異生物が韓森によって次々と斬り殺されていく。それはまるで何気ない動作のように見え、すべてが手軽な行為のように思えた。

しかしその何気ない動作が、見ている者の血を沸き立たせ、思わず一緒に突っ込んで戦いたくなるほどだった。

「あいつはますます恐ろしくなってきたな」ギャンブル中毒者は洞窟の壁に寄りかかり、タバコに火をつけて深く一服し、ゆっくりと煙を吐き出しながら、血に染まって戦う韓森を見て溜息をついた。

「鬼兄、韓隊長はずっとこんなに強かったんですか？」周青雨は我慢できずにギャンブル中毒者に尋ねた。

「そうだな、俺は昔、あいつに剣術を教えたことがある」ギャンブル中毒者は再び一服し、煙の輪を吐き出しながら、寂しげな表情を浮かべた。

「鬼兄、本当ですか？」周青雨と鄭池は目を見開いてギャンブル中毒者を見つめ、信じられないという様子だった。

「韓さんのあの刀の使い方を見ただろう？まるで幽霊のように、どこから刀を抜いたのかわからないだろう。あれは俺の家に伝わる秘術なんだ。韓さんが天賦の才能を持ち、百年に一人の武術の天才でなければ、家伝の秘術なんて教えるわけがない。韓さんは俺の期待を裏切らなかった...」ギャンブル中毒者は調子よく話を進め、周青雨と鄭池は彼を崇拝の眼差しで見つめていた。

ギャンブル中毒者は死んでも彼らには言わないだろう。自分が韓森からアダルトビデオと交換に袖の刃を教えたことを。

韓森は殺戮を続けながら進み、彼の傍らにいた黃金砂虫王は満足そうに食べ続けた。神血烏霊獸の死体は韓森が黃金砂虫王の背中に載せておいた以外、他の異生物はすべて黃金砂虫王によって大きく切り刻まれて食べられた。

この異生物の巣には特に多くの異生物がおり、変異生物も特に多かった。韓森はすでに百体近くの変異生物を斬り殺していた。

「変異暗黒獣を狩り、変異暗黒獣の獸魂を獲得。その血肉を食べることで0から10ポイントの変異遺伝子をランダムに獲得できる」