第234章 お兄ちゃん

まさか、イケおじさんが栗原叔父さんなの？

　　そう思うと、栗原愛南はすぐにその大きな箱を開けた。

　　大きな箱の中には、蝶結びのついた小さな綺麗な箱が入っていて、明らかに女の子へのプレゼントだった。

　　栗原愛南が小さな箱を開けると、中には...同じブランドの高級バッグ？

　　栗原愛南はすぐに安堵の息をついた。自分が考えすぎていたんだ！

　　そんなに偶然なことがあるわけない！

　　スマートフォンが振動し、開いてみると栗原井池からメッセージが届いていた：【叔父さんからのプレゼントは届いたかな？会ってもらえる？】

　　栗原愛南は少し考えた。昨日は花を送り、今日はバッグを送ってきた。もし自分がまだ無視し続けたら、明日も何か送ってくるのだろうか？

　　彼女は返信した：【栗原叔父さんに伝えて。怒ってはいないわ。ただ会う必要はないと思うの。】