309 贈り物

「秋、秋山先生?」葉野言葉は小声で呼びかけ、秋山花を見つめる目は憧れに満ちていた。秋山先生は近くで見るとさらに美しかった。

「中で話しましょう~」葉野言葉の部屋だったにもかかわらず、秋山花は女王のような威厳を漂わせていて、まるでここが彼女の部屋であるかのようだった。

「あなたはこの期の参加者の中でも目立つ存在よ。でも女の子は自分を綺麗に磨くことを学ばないといけないわ。あなたの口紅が少なすぎるから、これをあげるわ。買った時にあなたに似合うと思って。それとこのヘアピンも、付けたらきっと可愛いわ。」

部屋に入るなり秋山花は葉野言葉にアドバイスを始め、さらに彼女の上着をプリーツスカートの中に入れてあげた。「あなたは背が低いからこういう着こなしが似合うわ。脚が長く見えるし、肌も白いから、とても綺麗よ。」