582 お前にはまだ資格がない

石川直は軽蔑的に笑って言った。「お前、マジで面白いな。こんな時でもデタラメ言ってんのか」

加藤恋は相変わらず冷静な口調で言った。「死ぬのはあんたよ、私じゃない」

石川直は銃口を加藤恋に向け直し、今にも彼女を引き裂きたいかのように言った。「このあま、俺を呪うつもりか?今すぐぶち殺してやろうか?」

「あんたごときに、その資格なんてないわ!」加藤恋は冷笑し、一言一句が石川直にとって大きな侮辱となった。

「くそっ!このあま!」石川直は加藤恋の無視と冷淡さに我慢できず、冷笑した。「よし、よくも俺に生意気な態度とれるな!さっき俺が目が見えなくなるって言ったな。まずはお前の目を抉り出してやる。目の見えない人間がどう生きるか、思い知らせてやる!」

竜川五郎は慌てて声を上げた。「奥様!気を付けてください。私にやらせてください」