第178章 人間美味だ!

ボディーガードは百里紅裳が満腹になるよう心配して、ハンバーガーを2つ、チキンウィング、チキンレッグ、フライドポテト、エッグタルトを注文し、テーブルが一杯になった。

百里紅裳は透明な手袋をはめ、ハンバーガーを掴んでかぶりついた。

あむっ、この世の美味しさ!

食事を済ませた後、百里紅裳は遊園地へ向かった。

遊園地を出る頃には、もう4時か5時くらいで、遊園地の入り口では、おじさんが飴細工を作っていた。

百里紅裳はそれを見て足を止めてしまい、ボディーガードは前に出て飴細工を買いに行ったが、買い終わって戻ってみると彼女の姿が消えていた。

ボディーガード:「!!!」

無口なボディーガードは心が折れそうになった。

まずい、ご主人様の大切な令嬢を見失ってしまった。これではご主人様に殺されてしまう!