鈴木月瑠は大御爺さんの叫び声を気にせず、針を持って一橋大御爺さんの額に刺した。
一橋大御爺さんは本当に痛くて、思わず悲鳴を上げ、顔色がどんどん青ざめ、冷や汗が止まらなかった。
一橋貴明は濡れタオルで大御爺さんの汗を拭いていた。
伊藤様たちは大御爺さんの青ざめていく顔色を見て、とても心配になった。「鈴、鈴木さん、大御爺さんがこんなに痛がっていますが、本当に大丈夫なんですか?」
針は自分たちに刺さっているわけではないが、大御爺さんの様子を見ていると、思わず身震いした。
鈴木月瑠は彼らをちらりと見て、淡々と言った。「では、あなたたちがやってみますか?」
一同:「……」
もし彼らにできるのなら、三年もかけて大御爺さんを治せなかったはずがない。
鈴木月瑠のその一言で、皆は黙り込んでしまった。