第一ラウンドの残りの作品が次々と登場し、鈴木月瑠の評価は簡潔で、中村楽の評価はさらに短く、わずか数文字だった。
各デザイナーには2作品のノミネートがあった。
最後の作品は中村霜の真珠のピアスだった。
中村楽は軽く目を通し、眉をひそめた。
言葉にできないほど酷かった!
静墨は表情を変えず、静かにゆっくりと話した。「このピアスは先ほどの指輪と、デザインスタイルが大きく異なるだけでなく、組み合わせも言葉にできないほど悪い。」
「確かに醜い。」鈴木月瑠は軽く笑った。
四文字の評価は、まるで中村霜の顔を強く平手打ちしたかのようだった。
全作品の評価が終わった後、点数が発表された。
最高点は100点、最低点は10点。
鈴木月瑠は会場の最高点と最低点を、両方とも中村霜の2作品に与えた。
指輪は85点、真珠のピアスは10点。