第715章 藤原明の詰問

山田莉央は、ベッドシーツの上の処女の証を凝視していた。

藤原俊介も最初はそう思っていた。父子が同じ女性と関係を持つなんてあり得ないことだ。もし藤原徹が青山怜菜と関係を持っていたのなら、絶対に彼女を引き取ることはできないはずだった。

しかし昨夜の感触は確かだった。青山怜菜が処女だったかどうかは分かるはずだし、その証拠も本物だった。だから……

青山怜菜は大きな屈辱を受けたかのように、声を詰まらせて泣いた。「俊介さん、私と藤原社長は...本当に何もありません。私の初めては、あなたに捧げたんです!うっ...うっ...」

藤原俊介の心は一気に晴れやかになった。女性の処女性にそれほどこだわりはなかったが、こんな可憐で清楚な少女が自分に初めてを捧げ、しかも愛情を表現してくれる。どんな男性がそれを拒否できようか。