第64章 萬古長青(羽生降相鸞同盟長に祝福を!)

「何でも揃っているって?」

方夕は本来'木元丹'を二本買って帰るつもりだった。

しかし宋青のそんな大きな口ぶりを聞いて、思わず尋ねてしまった。「木霊根の資質を高める霊物や秘法も、あるんですか?」

宋青の得意げな表情が一瞬凍りついた後、真剣に考えてから尋ねた。「方道友は木屬性の霊根ですか?」

「その通りです!」

方夕の心が躍った。まさか本当にあるのか?

「はは、これは偶然ですね?」

宋青は手を叩いて言った。「道友のお求めの品は、当楼にございますよ!」

「宋道友は私を愚弄しているのではありませんか?」方夕は疑わしげに相手を見つめた。

もしかして自分の見識が浅かったのか、資質を高めることなど、南荒修仙界では実は簡単なことなのか?

「実はこの方法を説明すれば、道友もすぐに本物だと分かるはずです。それは……」宋青は引き延ばすことなく、直接言った。「木系靈體を持っていれば良いのです!」

方夕は霊茶を飲んでいなかったのが幸いで、さもなければ宋青の顔に吹き出していただろう。

「咳咳……私は靈體を持つ修行者ではありません。潜在的なものすらありません!」

この点について方夕は確信を持っていた。

「はは……靈體は生まれつきでなければならないと誰が言いました?」宋青は笑って言った。「修仙界には数多くの奇功秘法があり、後天的に特殊な靈體を修練することも、不可能ではないのです!」

この瞬間、方夕の心は大きく動揺した!

しかし次の瞬間、冷静さを取り戻し、苦笑して言った。「たとえあったとしても、真偽は保証できませんし、それに……私には買えそうにありません。」

誘惑は大きかったが、方夕は一つのことを知っていた。世の中にタダの昼食はない!

賭けなければ、永遠に負けることはない!

「はは……私は心魔の誓いを立てましょう。この秘法は間違いなく本物です。」

宋青は方夕の反応を予期していたかのように、笑みを浮かべて言った。「道友、まずはお聞きください……この秘術は、実は青竹山市場や司徒家とも深い因縁があるのです。道友は紫幽山秘境についてご存知ですか?」

方夕の心が動いた。「その秘境は大変有名ですね。司徒家と紅葉谷に分割され、その後両家も滅びたと聞いています!」