第57章 宗師会(枇杷荫里校書人同盟長に贈る!)

春が去り秋が来る。

あっという間に、また一年が過ぎ去った。

方夕は一杯の酒を飲み、静かに自分の十九歳の誕生日を祝った。

「南荒は……今どうなっているのだろうか?」

彼は当時適当な場所を選んで穿越したので、理論的には戻っても大きな危険はないはずだ。

しかし方夕は、自分が宗師になってから戻って確認することに決めた。

結局のところ、修行者の時間感覚は一般人とは異なるのだ。

一つの戦争が数十年、百年も続くことだってありうる。

今は青竹山の周辺は必ず混乱しているだろう。自分はもう少し我慢するべきだ。

武道の修練が四段武師の段階に達し、次は神融天地、悟りが重要となり、外部環境や資源についてはあまり要求がない。

しかし、方夕が恐れているのはまさにこの要求がないということだ!

そうでなければ、霊丹妙藥で突破できたかもしれないのに!

「方法が全くないわけではない……伝え聞くところによると、青竹山の競売大会で、'開霊丹'という物が競売にかけられたことがあるらしい。修行者の悟性を一時的に高められるという……最後は数百個の霊石という高値で落札された。」

「もし私が一つ手に入れられれば、天人合一の領悟を早めることができるかもしれない?」

「残念ながら、たとえ霊石を持っていても、買えるとは限らないな。」

方夕はため息をつき、テーブルの上の狼の皮を片付けた。

これは彼が大金を使って三元城で購入した狼妖の皮だ!

狼の皮の他に、狼牙のネックレスもおまけとして手に入れた。

これらは、将来南荒での霊石になるのだ!

ただ残念なことに、方冷という身分では、時々妖獣素材を集めるのは個人の趣味として説明できるが、大量に仕入れるのは目立ちすぎる。

さらに、三元城最大の妖獣素材の供給ルートは、狩妖會にあるのだ!

「いつか必ず、すべてを方の姓にしてみせる!」

「今は急がない。」

方夕は妖狼の皮を片付け、練武場に向かった。

孫紅蝶はとっくに彼に打ちのめされて家に帰って嫁いでしまい、今の練武場には、わずかな人数しかおらず、みな彼が後から受け入れた弟子たちだ。

「師匠!」

大師兄に昇進した'青桑'は、食事が十分なおかげで、また武道の練習を始め、この一年で身長が急激に伸び、すでに若い大人の風格が出てきていた。