第104章 時限爆弾

しばらくすると、あの見覚えのあるIDがまた現れた。

輝弥大好き:「沢田夢子が本当に積極的にキスをしたのか、本当にそんなことを言ったのか、それは江川麗子の一方的な主張で、真偽はまだ分からないでしょう?それに、仮に沢田夢子がそうしたとしても、誰かを好きになることに罪はないわ。江川麗子は蘇我隼樹に一方的に恋をしているだけで、二人は付き合っているわけでもないのに、どうして沢田夢子が横取りしたなんて言えるの?」

雨宮由衣は一口ご飯を口に運び、そしてゆっくりと返信を書き込んだ——

ゴシップ屋:「はっ、少しでも頭のある人なら分かるでしょう。江川麗子が言ったことは、当然蘇我隼樹が直接彼女に話したことよ。真偽なんて言う必要もないわ。

それに、江川麗子と蘇我隼樹は幼なじみで、幼い頃から婚約があったの。このことは周りの人たちもよく知っているわ。沢田夢子は江川麗子とそんなに仲が良くて、江川麗子は何でも沢田夢子に話していたのに、これを知らなかったとでも?

仮にそれを知らなかったとしても、江川麗子が蘇我隼樹のことを好きだと知っていたなら、江川麗子に隠れて蘇我隼樹と密かに関係を持つべきじゃないでしょう!

そう、好きになることに罪はないわ!好きなら堂々と言って江川麗子と競争すればいい。そうすれば誰も文句は言わないはず。でもこんな手を使うのは何のつもり?もしかして同じ手口で、他にも男性を引っ掛けているの?」

輝弥大好き:「上の人は完全なデマを流して、人を誹謗中傷してる!管理人に削除申請します!」

ゴシップ屋:「私には動画があって証拠もある。どうしてデマだって言えるの?上の人が先ほど投稿した、噂だけを根拠にした投稿は堂々と黒く塗りつぶせるのに、私の投稿がデマだって?ダブルスタンダードすぎない?」

ちいかわ123:「私は投稿主の言うことに理があると思うし、推測もとても合理的だと思います!」

ちいかわ:「投稿主に賛成!輝弥大好きってIDは変だよね。雨宮由衣の悪口を言うときはすごく熱心なのに、誰かが証拠がないって言うと相手を徹底的に叩くくせに、今回は急に沢田夢子のために親切に弁護し始めるなんて?