第104章 時限爆弾

しばらくすると、あの見覚えのあるIDがまた現れた。

輝弥大好き:「沢田夢子が本当に積極的にキスをしたのか、本当にそんなことを言ったのか、それは江川麗子の一方的な主張で、真偽はまだ分からないでしょう?それに、仮に沢田夢子がそうしたとしても、誰かを好きになることに罪はないわ。江川麗子は蘇我隼樹に一方的に恋をしているだけで、二人は付き合っているわけでもないのに、どうして沢田夢子が横取りしたなんて言えるの?」

雨宮由衣は一口ご飯を口に運び、そしてゆっくりと返信を書き込んだ——

ゴシップ屋:「はっ、少しでも頭のある人なら分かるでしょう。江川麗子が言ったことは、当然蘇我隼樹が直接彼女に話したことよ。真偽なんて言う必要もないわ。

それに、江川麗子と蘇我隼樹は幼なじみで、幼い頃から婚約があったの。このことは周りの人たちもよく知っているわ。沢田夢子は江川麗子とそんなに仲が良くて、江川麗子は何でも沢田夢子に話していたのに、これを知らなかったとでも?