第269章 追い詰める

隣人:「ふふ、大スターが娘を性的暴行?まさに泥棒が泥棒と叫ぶようなもんだね!誰が本当に毎日そんな汚らわしいことをしているのか、まだ分からないものね……」

高遠翼:「その言葉の意味は?」

隣人:「あぁ、都会の人はなんてお堅いんでしょう?つまり、自分で自分の娘を弄んでいるってことですよ!」

高遠翼:「自分で?なぜそんなことを?実の娘ですよ、そんなことができるはずがない。証拠はありますか?」

隣人:「証拠?私は隣に住んでいるんですよ、あの家のことを知らないわけがないでしょう?毎晩、部屋から聞こえる音といったら、ちぇっちぇっちぇっ……私だけじゃなく、他の人も聞いていますよ。信じられないなら、他の人にも聞いてみたらいいじゃないですか!」

高遠翼:「娘の母親は何も言わないんですか?」

隣人:「奥さんは夜勤で、夜はあの父娘だけが家にいるんです。でも、家にいたとしても、きっと何も言わないでしょうね!夫婦そろって腹黒いんですから!」

……

10分以上に及ぶインタビューはすぐに終わり、その後にも他の隣人たちのインタビュー録音があり、多くの人が夜になると女の子の泣き叫ぶ声と三上真之介の汚い罵声が聞こえてくると証言している。

このインタビューで明らかになった様々な内容は、まさに戦慄を覚えるものだった!

誰も想像していなかった。権力に屈しない、娘を守る慈愛の父として知られていた彼が、実は汚らわしい小児性愛者で、さらには実の娘に手を出すほど狂っていたとは。

「三上真之介!今でも何か言い訳することはありますか?」高遠翼は厳しい口調で問いただした。

三上真之介は隣人の告発を聞き、高遠翼の追及と、周りのメディアの異様な視線に、まるで発狂しそうなほど怒り狂った。「クソみたいな証拠!こんなものが証拠になるか?三上剛人のやつは普段から俺と揉めていて、あいつが俺に罪をなすりつけようとしているんだ!」

「三上様、火のない所に煙は立たないものです!しかも、あなたを告発しているのは一人の隣人だけではありません!」

「そ…それは娘が悪いことをしたから、しつけをしていただけだ!厳しい教育の下に良い子が育つんだ。子供が言うことを聞かないなら親が叱るのは当然だろう!」

「ほう、つまりあなたの教育方法は体罰と性的虐待というわけですか?」高遠翼は追い詰めるように言った。