「はい……」
三上真之介は深く息を吸い込んでから、その日帰宅後に娘の様子がおかしいことに気づき、娘と心を開いて話し合い、橋本羽に長期間わいせつな行為をされていたことを発見した経緯を、順序立てて説明し始めた。
話し終えると、三上真之介はその場で娘との会話を録音したものを再生した。
「彼が……私を触りました……」
「どこを触られたの?」
「胸を……触られました……」
「他には……」
……
里村桜は途中で胸を叩きながら大声で泣き始めた。「私の娘が……可哀想な娘が……私の大切な一人娘が……これからどうやって生きていけばいいの……あの畜生のせいで人生が台無しになってしまった……」
三上真之介は拳を強く握りしめ、「私の責任です。父親として、父親としての責任を果たせませんでした。私が無能で、娘を守れなかったから、こんな目に遭わせてしまったんです!
子供にまで手を出すような奴らは、まさに社会のクズです。人間性のない畜生で、死刑にしても足りないくらいです!」
父親の怒りに満ちた表情、母親の崩壊した泣き声、耐え難い録音は、瞬く間に会場の怒りの感情を極限まで高めた。配信の視聴者のコメントは画面を埋め尽くした——
「橋本羽はまだ人間なのか?あんな小さな子供にまで手を出すなんて!」
「芸能界が乱れているのは知っていたけど、こんなにひどいとは思わなかった。橋本羽のような人間は、枕営業や愛人関係、不倫なんかよりも万倍気持ち悪い!」
「気持ち悪いどころじゃない。そういうのは道徳がないだけだけど、こいつは人間性すらない!しかも今まで一言の謝罪もない!血も涙もない人間だ!」
「変態!人でなし!こんな奴を好きだった自分が信じられない!こんな奴は去勢してしまえ!家族もろとも死んでしまえ!」
「娘も将来誰かにXXされればいい……」
……
桧山春樹は画面を埋め尽くす悪意に満ちたコメントを見て、表情を曇らせた。「羽、もう配信を止めましょう……」
桧山春樹はそう言いながら、画面の隅にある一点に注目していた。
白いシャツを着た男性が少し首を傾げ、最初から最後まで冷ややかな表情でこの群衆が激昂する様子を見つめており、何も行動を起こす様子はなかった。