148 エドリンの電撃の首輪(約4K 購読募集中)_2

一斉射撃の後。

門の近くで。

八人の枯れ教徒の頭が吹き飛ばされた。

残りの者たちは狂ったかのように突進してきた!

彼らの口元には動物の血が残っていた。

目には理性の欠片も見えない。

……

森の中から。

弩矢が素早く飛び出した。

それに続いて巨大な網が空を覆うように広がった!

瞬く間に。

死に物狂いの邪教徒たちは網の中に捕らえられた。

雷元素の麻痺効果により。

彼らは一時的に行動不能となった。

ロジャーは悠然と歩み寄り。

熟練の手つきで手榴彈を投げ始めた。

三分後。

小棘の谷の外には生きている邪教徒は一人もいなかった!

谷内の村落のような建物では。

枯れ教徒たちが異変に気付いた。

しかし外の完全に理性を失った仲間たちとは違い。

迫り来る狩獵部隊に対して。

彼らは木の門を閉ざし、警報を発した!

両側の塔の上には。

すぐに石を抱えた黄衣の者たちが次々と現れた。

数人の弓使いも暗がりに潜み、機を窺っていた。

……

その様子を見て。

ロジャーは軽く手を振った。

森の中から。

六台の小型投石機が戦闘班の類角魔によって押し出された!

全ての投石機には暗赤色の石が装填されていた。

これらの石は「龍脂火」に浸されており、標準的な可燃物だ。

火花一つで、猛烈な炎を引き起こすことができる!

……

「発射!」

ロジャーは断固として命じた。

次の瞬間。

枯れ教徒たちの恐怖に満ちた目の前で。

炎を纏った石が隕石のように空から降り注いだ!

最初は。

類角魔たちはまだ不慣れで、石の命中精度は低かった。

しかしすぐに。

彼らは投射の要領を習得した。

轟音とともに。

荷車ほどの大きさの石が次々と枯れ教團の木造建築に正確に命中。

恐ろしい穴を開けていった!

枯れ教徒たちの悲鳴の中。

小棘の谷は陥落し始めた——

最初に崩れたのは塔。

次に正門。

そして。

それ以上の行動は必要なかった。

猛烈な炎が既に小棘の谷で止めようもなく燃え広がっていた!

多くの黄衣の者たちが大門から飛び出してきた。

ロジャーと死闘を繰り広げようとしたが。

彼らを待っていたのは捕龍車、漁網、手榴彈による「昇天セット」だった。

これらの邪教徒たちは「聖祭の実」を持っていなかった。

屬性的に言えば普通の人間より少し強いだけだ。

ロジャーの戦争級の狩獵戦術の前では当然死あるのみ!

パチパチと手榴彈の音が鳴り響く中。

枯れ教徒たちは次々と倒れていった。

そしてそれらの死体のすぐ近くには。

かつて彼らが生きたまま食い散らかした動物たちの骨が散らばっていた。

血腥と炎が交わり、最も厳かな死の協奏曲となった。

この狭い谷間で。

鳴り止むことなく響き渡る。

……

四時間後。

煙が晴れ。

ロジャーは小棘の谷の廃墟を歩き回り、手慣れた様子で戦利品を集めていた。

今のところ。

小棘の谷はごく普通の拠点に過ぎなかった。

ロジャーは価値のある手掛かりを何も見つけられなかった。

枯れの王の神像すら一つもなかったのだ!

「どうやら枯れ教團の本拠地は別の場所にあるようだな」

「農場の連中は嘘をついてはいなかったが、彼らも実際のところ、ここの邪教徒と彼らを襲った者たちが別グループだということを理解していなかったようだ」

ロジャーは少し残念そうに考えた。

しかしこの遠征の収穫は依然として悪くなかった。

この地に潜む300人以上の邪教徒を倒した後。

彼の手元の「力の欠片」は293個になった。

この数はロジャーの予想を大きく上回るものだった。

そして彼は次の狩獵にさらなる期待を抱くようになった!

……

日が暮れ始め。

ロジャーは邪教徒の死体から数枚の銅令を取り出し腰袋に入れた。

その時。

彼の心に警戒感が走った!

……

「第六感:超凡の暗殺者からの殺意を感じ取った」

……

その瞬間。

ロジャーの全身の毛が逆立った。

音もなく。

冷たい短剣が暗影界から突き出された。

ロジャーの背中を狙って!

千鈞一髪のところで。

ロジャーの体が肉眼で見えるほどの速さで膨張し始めた!

「第二形態:雷奔龍」。

シュルシュルという音が響く。

鋭い短剣は鱗の隙間からロジャーの肉体に突き刺さった!

データ欄には。

戦闘データが次々と表示された。

……

「ヒント:'狂牙の短剣'から物理ダメージを受けた」

……

「ヒント:未知の超凡の毒に感染した」

……

「百毒不侵の術:毒素耐性が発動、未知の超凡の毒はあなたに一切の影響を与えられない」

……

プッという音とともに。

半龍化したロジャーは谷全体に響き渡るような屁を放った。

超凡の毒は即座に無効化された。

彼は素早く振り返った。

アサシンは即座に暗影界に消えた!

しかしロジャーの速さは相手を上回っていた——

暗殺を受けた瞬間に。

既にハンターズマークは彼女に付けられていたのだ!

そう。

それは小柄な体つきの女性の超凡の暗殺者だった!

一瞬の出来事だったが。

相手は顔を覆い、夜行衣を着ていた。

しかし暗殺者の胸の膨らみは異常なほど目立っていた。

真実視力の下では。

全ての細部が鮮明に見えていた。

……

「逃げるつもりか?」

ロジャーは大股で谷の奥へと突進した!

暗影界に入ることは絶対的な安全を意味しない。

超凡の暗殺者でさえ、暗影界の力を借りて一時的に身を隠すことしかできない。

彼らは依然として時々主物質界に戻らなければならない。

そして究極のハンターが発動すると。

ロジャーは彼女が主物質界に現れる場所を全て把握できる!

彼は決して彼女を逃がさない!

……

15秒後。

谷の奥で。

「ドン!」

ロジャーは尾で幾重もの岩を貫き、地下に逃げ込もうとした暗殺者を追い出した!

後者はロジャーが自分を発見できるとは思っていなかったようだ。

煙玉のような道具を使用した後。

彼女は少し狼狽えながら再び暗影界に消えた。

しかしロジャーの尾の先端には。

既に血が付いていた!

「どこまで逃げられるか見てやろう!」

ロジャーは怒りを覚えた。

先ほどの瞬間、確実に誰かが彼の知覚を妨害していた。

もし彼の反応が遅ければ。

おそらく瀕死状態に陥っていただろう。

彼は必ずその女暗殺者を捕まえなければならない!

しかし超凡の暗殺者は確かに手強かった。

ロジャーに早々とハンターズマークを付けられていたにも関わらず。

彼女は依然として暗影界の利点を活かしてロジャーと駆け引きを続けた。

時間が一分一秒と過ぎていく。

突然。

再び暗影界から現れた女暗殺者は逃走ルートを変更した——

今度は彼女の手足に四つの吸盤が付いていた。

彼女は断崖に飛び移り。

電光石火の速さで頂上へと這い上がっていった!

ロジャーは第二形態を解除。

雲梯術をフルパワーで使って追いかけようとした。

しかし彼女の登る速度は異常だった!

まばたきする間もなく崖の頂上に近づいていた。

両者の距離は目に見えて開いていった。

ロジャーは心中で焦りを感じた。

彼は旱地拔蔥の技で距離を縮めようとした。

しかし女暗殺者は既に軽々と崖の縁に手をかけていた。

「一時的に追いつけないか」

ロジャーはそう思った。

しかしその時。

彼は突然、崖の縁の黒々とした植物の中から。

細長い針が突き出てくるのを目にした!

次の瞬間。

それは激しく女暗殺者の太腿に突き刺さった!

彼女はよろめき。

瞬時に四肢の力が抜け落ちるように下へ落下した。

ロジャーはそれに乗じて膝当てを彼女の後頭部に叩き込んだ!

……

「ヒント:超凡の暗殺者は重度の昏睡状態に陥った」

……

その瞬間。

ロジャーは女暗殺者の体を抱え、岩を踏んで二歩ほど上へ駆け上がった。

この機会を利用して。

彼は崖の頂上の様子を窺い見ることができた——

そこは真っ黒な一面だけだった。

足場となる空き地すら存在しない!

……

「ヒント:大量の暴走の荊を発見した」

……

ロジャーの表情が微かに動いた。

次の瞬間。

そこには爽快な喜びの色だけが残っていた。

……