純粋な気血攻撃。
轟!
許炎は再び出手した。気血が爆発し、今回は気血で孟衝を攻撃するのではなく、気血を掌に集中させ、身を動かして前に出て、一掌を孟衝の胸に叩き込んだ。
バン!
孟衝は後ろによろめき、体から琉璃金光が閃き、まるで今にも消え去りそうだった!
しかし、最終的に安定した。
許炎は眉を上げた。これでも防御を破れないのか?
この大日金鐘罩は、本当に強大無比だ。
彼は孟衝の肉身の強靭さを感じ取れた。その一掌が胸に当たった時、他の武者なら反震の力で腕が痺れていただろう。
彼は玉骨無暇で、武道の基礎が深く、気血が強大だからこそ、反震の影響を受けなかった。
「もう一度!」
孟衝は深く息を吸い、馬歩を取り、体の琉璃金光がさらに強くなった。
かすかに、一つの金鐘が彼の肉身を覆っているのが見えた。
「では、もう一度!」
許炎は深く息を吸い、掌を上げ、気血を凝縮させたまま、体から気血を漏らさなかった。
一歩前に出て、手を上げて一掌を孟衝の胸に叩き込んだ。
李玄はずっと黙って見ていた。許炎のこの一掌が出た時、彼は結果を知っていた。
孟衝の大日金鐘罩は破られようとしていた。金鐘罩は破られたものの、許炎のこの一掌の威力も、ほぼ完全に相殺されていた。
孟衝に大きなダメージを与えることはできない。
孟衝の強靭な体魄なら、当然耐えられる。
体術の道は、金鐘罩が破られたからといって、重傷を負うわけではない。これは肉身の一層の防御に過ぎない。
真に強靭なのは、やはり肉身そのものだ。
案の定!
一掌の下、孟衝の体の琉璃金光は、バキバキという音とともに砕け散り、許炎の掌が孟衝の胸に印された。
孟衝はよろめいたが、すぐに気血が湧き上がり、琉璃金光が再び回復した。
「さあ、師弟よ、手合わせをしよう!」
許炎は興奮して言った。
この一掌は、金鐘の防御を破ったものの、掌力もほとんど相殺され、孟衝の強靭な肉身にはほとんどダメージを与えられなかった。
この一撃の攻防は、互角と言えるだろう!
「よし!」
孟衝は頷き、一歩前に出て、一拳を繰り出した。
彼は学んだ拳脚武術を使っていた。一身の気血の威力を発揮することはできないが、技は使えた。
許炎も降龍掌を使わず、同じように以前学んだある掌法を使った。
二人は切磋琢磨し戦い始めた。