第68章 孟衝：大日金鐘罩が強すぎる

先天境は凡俗を超越し、一般人の目には神明とさほど変わらぬ存在となっていた。

寿命が千年に及ぶのも、実は理にかなっていた。

天地霊気を吸収し、先天真気が絶え間なく流れ、寿命の長さは当然並外れたものとなる。

さらに玉骨の基礎を持つ先天ならば、寿命はより一層長くなるだろう。

李玄は興奮を抑えきれなかった。武道修行の目的とは何か？

根本的な理由は、強大になること、そして不朽を得ることだ！

これこそが武道の究極の意義なのだ。

「私は今、先天境入門で、先天真気は無尽蔵のようだ。先天境の功法も手に入れた。次は先天境以上の功法を編み出さねばならない。

「境地を確定し、先天境とうまく繋げなければならない。そうしてこそ体系が完成する。」

李玄は完全に興奮状態にあった。

弟子が本当に頼もしい！

「許炎はまだ先天境に突破していないから、先天境の玄妙さを知らない。今、先天境以上の功法を編み出して彼に与えても、悟ることはできないだろう。

「境界を超えて功法を悟るのは、おそらく不可能だ。」

李玄は深い思考に沈んだ。

つまり、先天境以上の功法は、許炎が先天境に突破してからでなければ、悟ることはできないだろう。

まだ先天境界に突破していない状態で、たとえ先天境の功法を悟ったとしても、先天の変化を身をもって体験していなければ、それを基礎として先天境以上の功法を悟ることはできない。

しかし、今から次の境地の準備を始めることはできる。

「許炎の修行速度なら、一ヶ月ほどで気血円満に達するだろう。先天境への突破にも少し時間がかかるが、二ヶ月以内には先天境に突破できるはずだ！」

そう考えると、李玄は期待に胸を膨らませた。

許炎が一旦先天境に突破すれば、彼はまた黄金の指のフィードバックを得られる。

直接先天境大成だ！

「次の境地を編み出すべきだ。功法を作り出そう！」

李玄は興奮を抑えきれなかった。

……

孟衝は銅骨級まで鍛錬を進め、自身の強さを実感していた。肉身は金鐘のように堅く、拳を握りしめると、江湖の絶頂高手を一撃で殺せそうな気がした。

もしも当時この実力があれば、吳皇様を暗殺して復讐を果たすために命を賭ける必要はなかったのに。

「石二、こっちに来い！」

孟衝が呼びかけた。

「孟さま、何のご用でしょうか？」

石二は笑顔で尋ねた。