第38章 肝が痛い……(推薦票お願いします!)

李牧は深く息を吸い、神殿の中に入った。

この時、祭壇に祀られている女神像の前には既に空きスペースができていた。

彼はゲームシステムの転職チュートリアルを確認し、女神の彫像の前に来た。

興奮した心を少し落ち着かせてから、李牧は片膝をつき、チュートリアルの指示に従って、真剣に唱えた:

「自然の母に栄光あれ、生命の女神に栄光あれ、偉大なるエルフの主イヴ・ユグドラシルに栄光あれ!」

言葉が終わるや否や、神像から眩い光が放たれ、彼を包み込んだ。

李牧の意識が一瞬朦朧とし、キャラクター作成の場面に戻されたことに気付いた。

【ディン——】

【転職儀式を開始します。あなたの職業領域は「魔法使い」です。転職先の職業を選択してください】

【今回の転職に必要なもの:経験値10000ポイント、貢献度200ポイント】

【初回転職のため、一度だけ領域を超えた転職が可能です。転職成功後、レベルは直接11(黒鉄下級)まで上昇します】

【転職後、女神の恩寵により、新たな職業スキルを一つ獲得します】

【初回転職後は、以降の転職で職業領域が固定され、領域を超えた転職はできなくなります。慎重に選択してください】

システムの美しい音と共に、李牧は転職の通知を受け取った。

「領域を超えた転職?」

李牧の心が動いた。

よく見てみると、これは現在の職業が気に入らないプレイヤーのために用意されたものだと分かった。つまり初回転職時には、力系から魔法系の職業への転職も、魔法系から力系の職業への転職も許可されているということだ。

「ふふ、このプランナーはなかなか人間味があるな」

李牧は感心した。

彼は心の期待を抑えながら、選択可能な職業を確認し始めた。

転職可能な職業は全部で六種類あった。

力系の転職職業は射手、戰士、ハンターで、それぞれ遠距離攻撃とスナイピング、近接攻撃とタンク、ステルスと暗殺が発展方向だった。

一方、魔法系の転職職業は德魯伊、魔法使い、祭司で、それぞれサポートとコントロールおよび攻撃、遠距離攻撃と魔具製作、サポート回復と防護が発展方向だった。

李牧は魔法使いに満足していたので、力系への転職は考えておらず、魔法系の三つの職業を確認した。