「全部でどれだけの霊石を売り上げましたか?」
齊明が尋ねた。
「ご主人様にご報告申し上げます。」
霍長青は答えた:「極品築基丹四枚で五十八万の下品霊石、残りの丹薬、法寶、材料などで十二万の下品霊石です。」
「合計で七十万の下品霊石ですね。」
「よし。」
齊明は大喜びの表情を見せ、昨夜得た戦利品を取り出して霍長青に渡し、言った:「今日はこれらも売ってきてくれ。」
「承知いたしました。」
霍長青は手を伸ばして収納袋を受け取った。
「行ってきなさい。」
齊明は手を振った。
シュッ!
霍長青は剣に乗って飛び立ち、空を切り裂いて去っていった。しばらくすると、齊明の視界から消えた。
しかし、落雲峰の周辺には数人の人影が潜んでいた。
「ここは'落雲峰'だ。先日、青雲峰の馮老が齊明を真傳弟子として受け入れ、この'落雲峰'が齊真傳の洞府となったのだ。」
「あいつが'青雲坊市'で極品築基丹四枚とあれほどの資源を売りさばいたから、大きな獲物だと思ったが、まさか真傳の庇護を受けているとは。」
「これは...諦めるしかないな。」
「どう考えても、齊明は青雲峰の真傳弟子だ。修為は低くても地位は低くない。我々如きが手を出せる相手ではない。」
「うっかり手を出せば、その場で命を落とすことになる。」
「その通りだ。」
「早く立ち去ろう。」
シュッ!シュッ!シュッ!!!
数言葉を交わした後。
周囲に潜んでいた者たちは全員去っていった。
「奴らが去ったか。」
齊明は落雲峰の山麓に姿を現し、「私は黒蓮魔君の刺客かと思ったが、どうやら違うようだ。」
「おそらく霍長青が'青雲坊市'で多くの資源を売り、大量の霊石を手に入れたことで、多くの修士の羨望を買い、そのため付いてきたのだろう。だが私の庇護下にあることを知り、手を出す勇気を失ったようだ。」
明らかに。
齊明の推測は的中していた。
さらに。
'青雲坊市'にいるのは基本的に天啓宗の弟子たちで、その七割以上が青雲峰の外門弟子や內門弟子などだった。
当然ながら。
'青雲坊市'の修士たちは青雲峰の真傳弟子である齊明に手を出す勇気などなかった。
「これはこれでよい、面倒が減るというものだ。」
齊明は言った。
「十万枚の下品霊石をチャージして、'混沌青蓮剣經'の放置修練を開始する。」