第84章 天罡三十六術入門！元鳳離宗！

すぐさま。

「天罡三十六術」の様々な玄奧の境地が、ゆっくりと齊明の心に流れ込んでいった。齊明は極めて奇妙な状態に入っていた。

この状態の中で。

齊明は眠ることも休むこともなく、絶え間なく「天罡三十六術」を参悟し、その玄法を理解し、その大道を感得していた。

時は飛ぶように過ぎ。

まるで瞬く間に数万年が経過したかのようだった。

齊明の心は開かれた。

彼は「天罡三十六術」の玄妙を真に理解し参悟し、ついに「天罡三十六術」の門を潜った。

彼は「入門」を果たしたのだ。

ゴォン！ゴォン！ゴォン！！！

よく見ると。

齊明の周身には、かすかな天地の道韻が纏わりついていた。

まるでそこにあるようでないような。

徐々に。

齊明の体内に融け込んでいった。

そして消え去った。

これが大道の道韻が体内に入ることだ。

「成功した」

齊明は目覚め、両目を開くと、顔には抑えきれない喜びが浮かんでいた。「二年かかったが、ついに『天罡三十六術』に入門できた」

「これで」

「『天罡三十六術』の玄法の威力を発揮できる」

「試してみよう」

齊明の心は既に動き始めていた。

彼は深く息を吸い、盤膝を組んで座り、体内の金丹法力を運転し、「天罡三十六術」を運転した。

そして。

「天罡三十六術」の中に。

一つの術があった。

その名は：未来予知の術。

この玄法神通術は。

未来に起こることを洞察でき、天機を見通す能力があり、未来を予知し、衆生の運命を知り、あらゆる因果を知ることができる。

もちろん。

齊明は今、そこまでの強大な能力は持っていない。衆生の運命を知り、すべての因果を理解することはできないが、かろうじて「占いができる」程度ではある。

そこで。

齊明は一ヶ月後の「天啓盛會」について指を折って推算を始めた。

徐々に。

齊明の脳裏に一ヶ月後の「天啓盛會」の結果が浮かび上がってきた。

彼は未来に起こることを知ったのだ。

プッ！

次の瞬間。

齊明の体内で気血が逆流し、一筋の逆血が胸に上がり、もはや抑えきれず、一口の鮮血を吐き出し、地面に散った。

傷ついたのだ。

体内での反動。

まだ終わっていない。

天地の間。

冥冥の中から殺気が湧き上がり、直接齊明に向かってきた。この殺気は形も質もなく、元神と魂魄を標的とする殺気だった。