第21章 校門前の騒動!

時間がまた数日が過ぎた。

この日、夏詩韻は教室で練習問題を解いていると、李珊珊が怒りながら走ってきた。

「詩韻、どうしてそんなに平然と座って勉強できるの?」

夏詩韻は顔を上げ、不思議そうに尋ねた。「どうしたの?」

「萧塵よ。今や学校で一番の話題の人物になってるわ。どこに行っても彼の話題ばかり」

「それって私に関係ある?」

「もちろん関係あるわ。萧塵はまず、あなたの誕生日パーティーでピアノを弾いて、その後で凌筱竹のために絵を描いたでしょう。みんな、あなたは凌筱竹に及ばないから、萧塵が心変わりしたって言ってるわ」

夏詩韻はその言葉を聞いて、かすかに表情を変えたが、すぐに冷静な声で言った。

「人の口は止められないわ。好きなように言わせておけばいい」

「あなたがそういうことを気にしないのは分かってるけど、萧塵のことは?このまま諦めるの?」