第122章 闘技台戦!

突然の異変に、その場にいた人々は皆表情を変え、目が一斉に七人の謎の来客へと向けられた。

七人は全員黒衣を纏い、全身を覆い隠し、目だけを外に出していた。

「ついに来たか!」

梁安瀾は心の中で溜息をつきながらも、表面上は冷静を装い、一切の隙を見せなかった。

今となっては、背水の陣で戦うしかない!

「この七人は並の者ではない!」

碟千舞は七人の黒衣の者を見渡し、厳しい表情を浮かべた。

誰一人として、彼女より劣ってはいないだろう。

そうだろう、七人が梁家の宴会に直接乗り込んで騒ぎを起こすのだから、何かしらの自信があるはずだ。

同時に、蝶千舞は萧塵を見直さずにはいられなかった。

萧塵が彼女より先に七人の存在に気付いていたとは、確かに並の人物ではない。

しかし風雲ランキングの天の驕子たちは大抵知っているはずなのに、萧塵の名前は聞いたことがない。実に不思議だ!