護劍山莊、演武廣場。
負傷して倒れた二人は、高台に立つ痩せた少年の姿を見上げ、心の中で震え、恐れを感じていた。
こんなことがあり得るだろうか?
彼ら二人は武道真意の一部を悟った半步真武境の者が共同で最強の一撃を放ったのに、相手はそれを軽々と跳ね返してきたのだ?
「罠を仕掛けて殺そうとするなら、自分の力量をよく考えるべきだ!お前たち二人如きで、どこからそんな勇気が湧いて私に手を出そうとしたのか?」
萧塵は白い衣装に塵一つなく、仙人のように風に舞い、冷たい眼差しで二人を見下ろした。
「お前は...一体どんな修為を持っているんだ、まさかもう...」
左千行は萧塵と会うのは初めてではなかった。
以前、江北梁家で彼は萧塵の実力を見抜けなかったため、軽率に手を出すことを恐れ、負傷した羅青を連れて去らせたのだ。