第193章 立つところ、それは絶望!

「莊主様!」

絶望に陥りかけていた護劍山莊の弟子たちと長老たちは、この瞬間、老人の姿を見て、まるで夜明けの光を見たかのようだった。

易繼雄、護劍山莊の老荘主、現世の六人の真武境大宗師の一人。

護劍山莊の人々にとって、易繼雄は信仰のような存在だった。

彼がいる限り、護劍山莊は不敗の地に立ち、どんな敵も恐れなかった。

「莊主様、どうかご出手を。この賊を討ち取ってください!」

ある長老が跪いて懇願し、易德淼の死と護劍山莊の存亡のために、涙が止まらなかった。

しかし突然、一筋の剣気が飛んできて、彼の胸を貫き、彼を殺した。

同じように懇願しようとしていた長老や弟子たちは激しく震え、本能的な恐怖から自由に動くことができず、萧塵に目立つ者として狙われることを恐れた。

「貴方、人を侮り過ぎではないか!」大殿の頂上から、易繼雄は怒りに震えて叫んだ。