第220章 滅心呪!

「奥義?」萧塵は聞いて、興味深げに言った。「まだ使っていない奥義があるのか、試してみるのも悪くないな!」

「ふん、私と淑惠の二人の合わせ技は、かつて半歩伝説の境地の者を重傷させたことがある。今日は、それを使ってお前を殺してやる!」

曹高義はそう言いながら、林淑慧と目を合わせた。

二人は長年連れ添った夫婦で、心が通じ合い、すべては言葉にせずとも伝わっていた。

人と人が交差し、剣と剣が交差し、心の中で唱える。

「陰を剣とし、陽を剣とする!」

「氷を剣とし、火を剣とする!」

「生を剣とし、死を剣とする!」

曹高義と林淑慧の双剣が交わる瞬間、まるで陰陽が変化し、水火が交わり、生死の区別がなくなったかのようだった。

一瞬にして、恐ろしい剣意が虚空を横切った。

萧塵の周りに、無数の殺剣が虚空から凝集し、圧倒的な威勢を放っていた。