蘇乘羽は我慢できずに目の前の温かく柔らかな身体を後ろから抱きしめた。あの夜の情事を思い出すと胸が熱くなり、興奮が止まらなくなる。神仙よりも、許叔母の味は本当に忘れられない。やめたくてもやめられない。
「離しなさい!」
許南枝は冷たく叱責した。「どうしようもない人ね!少しは向上心を持てないの?頭の中はそんなことばかりなの?」
「今この瞬間は、確かに他のことを考える余裕はありません。」蘇乘羽の手が大胆に探り始めた。
パンッ!
許南枝は手を振り上げて蘇乘羽を平手打ちし、彼を振り払って命令した。「私について来なさい。」
「どこへ?」
許南枝は答えず、そのまま部屋を出た。蘇乘羽の懐に香りだけを残して、許南枝についてホテルの地下へ行き、彼女の車に乗った。
蘇乘羽は密かに考えた。許叔母はホテルでは面白くないと思って、自分を連れ出し、彼女のGクラスのベンツで一戦交えようというのだろうか?
やはり許叔母は遊び方を知っているな!
許南枝は蘇乘羽を市の中心部にある「初見」というバーに連れて行った。
バーは高級感あふれて、客は多かったが騒がしくなく、落ち着いた雰囲気の小洒落たバーだった。
蘇乘羽は一滴も酒を飲まなかったが、許叔母が飲みたいというのなら、命を懸けて美女に付き合うしかない。
スーツを着た女性が優雅に歩み寄ってきた。タイトスカートが彼女のボディラインを引き立て、そのグラマラスな肢体はより一層魅力的に映る。特に、黒いストッキングに包まれた長い脚は妖艶な色気を放ち、思わず肩に担いでじっくり味わいたくなるほどだった。
「南枝姉さん。」
許南枝は軽く頷き、蘇乘羽に言った。「彼女はこのバーのマネージャー、柳妍よ。私が信頼している人で、店の運営はずっと彼女に任せているわ。」
蘇乘羽はこのバーが許南枝の経営するものだと初めて知った。
「彼は蘇乘羽、私の遠い親戚よ」許南枝は柳妍に紹介した。
「羽兄、よろしくね。これからも気軽に遊びに来てね。」
柳妍は艶やかに微笑みながら手を蘇乘羽に差し出した。その笑顔はどこかセクシーで魅惑的だった。